不動産投資の基礎知識

10. 資産の組み換え

資産の組み換えについてわかりやすく解説します。

老朽化した不動産が抱える問題点

不動産は築年数が経過するごとに老朽化していきます。老朽化した不動産は、下記のようなリスクを持つことがあります。

老朽化した不動産が抱える問題点

買い替えと建て替え

老朽化した建物への対応策としては、大きく分けて「買い替え」と「建て替え」の2つがあります。ここではそれぞれのメリット・デメリットについてご紹介します。

買い替え

メリット

  • より良い立地を選ぶことができる(賃貸ニーズのある立地、資産性のある立地など)
  • 賃貸中の場合、購入してすぐに家賃収入が受け取れる
  • 手間がかからない
  • 相続税評価額の下落が期待できる
  • 買い替えによって築年数を浅くすることができる
  • 物件を見て選べる

デメリット

  • 中古物件の場合、修繕費がかかるケースがある
  • 管理会社の承継が必要な場合がある
  • 土地・建物両方の費用がかかる

建て替え

メリット

  • 高い家賃設定が可能(新築プレミアム家賃)
  • 高い入居率を期待できる
  • 当面の修繕費用がかからない
  • 相続税評価額の下落が期待できる
  • 土地代がかからない
  • 管理会社は自由に選べる

デメリット

  • 立ち退きに費用・手間がかかる
  • 解体費がかかる
  • 建築費がかかる
  • 立地が選べない
  • 立ち退きから解体、建築までに時間がかかる(解体、建築中は収入を生まない)

資産の組み換え事例

「資産の組み換え」によって所有不動産の資産価値や収益性を高められる場合や、相続税対策として大きな節税効果が見込める場合もあります。

資産の組み換え(買い替え)イメージ

資産の組み換え(建て替え)イメージ

このコンテンツについて

このコンテンツは2022年3月15日現在の情報をもとに作成しております。

執筆・監修/株式会社エメニケ・津村玲税理士事務所

編集・制作/株式会社カナオリ

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