不動産投資の基礎知識

2. 不動産投資のメリット

不動産投資のメリットについてわかりやすく解説します。

不動産投資のメリットとは

毎月の安定収入

不動産投資の運用開始後、入居者の確保ができれば、その入居者が退去するまでの間は、毎月の安定した収入が見込めます。

売却益の可能性

日本経済の成長による地価の上昇などで、購入時よりも物件価値が上がった際に売却し、その差額で収益を得られる可能性もあります。

事業への積極的関与

株式投資などとは異なり、物件の選定、不動産会社の選定、賃貸管理や売却まで、自身が事業に大きく関与することで、収益アップが見込めます。

資金の調達方法

投資する不動産、および、そこから得られる収益を担保に資金の借り入れが可能であるため、自己資金が少なくてもはじめられる場合があります。

知っておきたい不動産投資の種類

区分マンション(新築・中古)

メリット

  • ローンが組めた場合は少額で投資ができる
  • 共用部分は管理組合が管理し、手間がほとんどかからない
  • 好立地の物件が多い

デメリット

  • 単数の居住者のため、空室のリスクが高い
  • 管理費・修繕積立金などのコストがかかり、手取り収入は低い
  • 融資を使って買い続けられる戸数には限界がある

一棟マンション(新築・中古)

メリット

  • 複数の居住者から家賃収入を得るため、長期的に安定性が高い
  • 相続税評価額の下落効果が大きい
  • 耐用年数が長く、長期ローンが組める

デメリット

  • 建物の維持・修繕費がかかる
  • 新築は完成するまでに時間がかかる
  • 建替えする場合、立退き+解体費がかかる

一棟アパート(新築・中古)

メリット

  • 複数の居住者から家賃収入を得るため、長期的に安定性が高い
  • 相続税評価額の下落効果が大きい
  • 一棟マンションに比べ投資額等が小さい
  • 新築の場合は長期ローンが組める可能性あり

デメリット

  • 中古は建物の維持・修繕費がかかりやすい
  • 新築の優良物件が市場に少ない
  • 中古はローンが組みにくい(耐用年数が短い)
  • 建替えする場合、立退きのリスクあり

中古戸建

メリット

  • ファミリー層の賃貸需要がある
  • 一軒家であるため共用部分がなくその管理コストがかからない

デメリット

  • 単数の居住者のため、空室のリスクが高い
  • 中古であるため修繕時は費用がかかる
  • 基本的にローンは組みにくい

ビル・店舗・事務所

メリット

  • 賃料設定が高い
  • 利回りが高い
  • 居住用と比べ細かいトラブルが少ない

デメリット

  • 空室期間が長びきがち
  • 事業用物件は融資がつきにくい
  • 賃料の変動幅が大きい

駐車場

メリット

  • 初期費用が比較的少ない
  • 原状回復が不要のケースが多い
  • 立退きが容易で転用しやすい

デメリット

  • 賃料設定は低め
  • 機械式駐車場はメンテナンス費用が高い
  • 固定資産税・都市計画税が高くなる

このコンテンツについて

このコンテンツは2022年3月15日現在の情報をもとに作成しております。

執筆・監修/株式会社エメニケ・津村玲税理士事務所

編集・制作/株式会社カナオリ

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