三大都市圏・地方4工リア マンション価格インデックス一覧

東京カンテイが、三大都市圏および地方4工リアのマンション価格において、マンション価格インデックス一覧を公表しました。
2000年以降に竣工したマンションの多くで中古価格が新築時価格を上回っている。
北海道・宮城県・広島県・福岡県の価格上昇度合いは首都圏に近い水準になっている。

マンション価格インデックス

首都圏は2000年以降、近畿圏は2010年以降のすべてで中古価格が新築価格を上回る

各都市の価格インデックスを見ると、中古価格が新築価格を上回ることを示す水色のインデックス(100ポイント以上)は、2000年以降に竣工したマンションに多く分布していることがわかる。首都圏では2000年以降、近畿圏では2010年以降のすべてが指数100ポイントを超え、中部圏においても2010年以降は概ね100ポイントを超える水準となっている。

また、地方主要4工リアでは2000年代前半からほとんどの竣工年で100ポイントを超えており、価格水準の上昇度合いは首都圏と杜較しても遜色のないことがわかる。これはここ数年、不動産投資の対象として注目を集めている札幌・仙台・広島・福岡に投資資金が潤沢に流れ込み、地価が上昇したことの表れと言える。

三大都市圏 竣工年別マンション価格インデックス一覧
地方主要4エリア 竣工年別マンション価格インデックス一覧

築20年前後を境に価格の下落が高まる傾向、バブル期(1986年~1992年)は顕著に下落幅が拡大

1990年代以前の竣工年を見ると、50%を超える価格下落を示す暖色系のインデックスが多く分布しており、築20年(1998年)前後を境に下落率が高まる傾向にあることがわかる。

また、バブル期に竣工した物件は特に下落幅が大きく、新築時の30%前後の水準まで価格が下落することも珍しくない。バブル期の分譲価格がいかに高く、また実勢価格とかけ離れていたかが浮き彫りになっている。同時に当時の地価や価格水準は中古価格に関係していないことがわかる。

三大都市圏 竣工年別マンション価格インデックス一覧(続き)
地方主要4エリア 竣工年別マンション価格インデックス一覧

マンション価格インデックスについて

マンション価格インデックスは竣工年別に新築時の分譲価格と2018年1月~12月の1年間に流通した中古マンションの売り希望価格を各々集計し、竣工時の価格を1C0として、2018年に流通した中古マンションの価格を指数化したものである。

マンション価格インデックス=中古坪単価÷新築坪単価x100

中古マンション購入

当記事出典元

当記事は株式会社東京カンテイ「カンテイアイ特集(2019年7月22日配信)」の情報を元に掲載しております。 当記事に掲載されている文書の著作権は、出典元である東京カンテイに帰属します。 掲載されている文書の全部または一部を無断で複写・複製・転記等することを禁止します。 また、当記事への直接リンクは固くお断りいたします。

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