コンパクトなのに自由度広がる“終活”新居

高齢化社会と言っても活動的な中高年が増え、終活という言葉もポジティブに使われるようになってきました。それでも「今住んでいる一戸建の階段の上り下りがきつくなってきた。」「子供たちが巣立ち、家が広すぎて掃除が大変。」という声をよく聞きます。さらに、「住みながらのリフォームはストレスだし、いっそ新しく今の自分たちに合ったサイズの家で暮らしたい。」という高齢者世帯もいます。そこで今回は、人生を楽しむために高齢者が住み替えで物件購入する際に考慮したほうがよいポイントをご紹介します。

コンパクトなのに自由度広がる“終活”新居

溢れたモノを断捨離でコンパクトにしてから購入検討へ

必要なモノの見極め

年齢を重ねると、自分にとって本当に大切なものや価値のあるものが明確になってくると思います。そこで、まずは自分の持ち物を”今の自分にとって必要なモノか”を基準に厳選し溢れたモノを減らしましょう。思い出の品や高価なものを手放すことには迷いが生じやすいものですが、そんな時は“遺される人にとって欲しいモノか”を親族、家族に相談してみましょう。良かれと思ってとっておいても趣味や時代にそぐわず処分に困ることがあるからです。思い出などを語りながら家族と一緒に整理し、その内容がわかるように情報共有も行っておくと安心して暮らせます。

まずは、必要なモノのボリュームを早めに認識することが大切です。なぜならそれによって物件選びが変わってくるからです。思っていたよりコンパクトな物件でも良かったり、物量や内容によってはトランクルーム付マンションや、レンタル倉庫が近所にある物件を選ぶ必要性等も見極められます。

収納
収納

整理収納の視点

必要なモノが選べたら次は収納の仕方を考えていきましょう。例えば、自分ひとりで使う個室であれば、普段使うものはオープン棚を活用し、取り出しやすい高さに収納してみましょう。75cmより下は、腰に負担がかからない、引き出し付きの収納が便利です。オープン棚の中には、棚の高さを変えられる可動式の収納などもあり、色や形状も種類が豊富です。見た目にも圧迫感なく魅せる収納としてお部屋のアクセントにもなるので、活用してみてください。

また、共有するリビングや洗面などは、誰もが居心地よく使いたいので、モノはあまり見せず扉付きの収納等でスッキリとさせましょう。いずれも、収納スペース等をいっぱいに埋めず、余白を残しておくことが大切です。

自分で必要なモノの見極めや収納することに自信がない場合には、手助けをしてくれるプロ(整理収納アドバイザー等)もいるので、レクチャーしてもらいながら一緒にやってみるのもお勧めです。

保有する物件・土地の定期的な資産価値の確認がポイントです。

自分らしく、ポジティブに生きられる?

2LDKのマンションか平屋の戸建

子育ても一段落し、コンパクトでかつ自由を楽しみながら暮らすには、お掃除やお洗濯などの日々の家事ルーティンのしやすさはもちろん、長期的には、メンテナンス費用も考慮する必要があります。総合的に考えると、マンションなら2LDKぐらいまで、戸建てなら平屋がオススメです。

これからやりたいことと機能性

高齢になると家で過ごす時間も長くなるので、日々の生活のための負担は減らし、好きな竣工後に購入する新築や中古物件も含めて、検討する物件が実際に見られる場合は必ず内覧にいきましょう。インターネットなどでバーチャル内覧も手軽にできるようになってきましたが、自分の目線で見たり触ったり空間を感じることは、購入後の暮らしにおいて一番の参考になります。 特に中古物件では、汚れや傷の他に、網戸や窓の鍵などの小さな不具合の見落とし、床の傾斜や床鳴り、建具のきしみなどもあるので、同じ所をことに費やす時間や空間を作りたいものです。そのためには、動きやすい間取りと動線であること、身体に負担のかからない機能と設備が備わっていることを踏まえた物件選びがポイントになります。

さらに、この先やりたいことをメインに、快適に過ごせる空間が確保できるかを吟味しましょう。例えば、お料理好きな方であれば、作業スペースに余裕のあるキッチンであるか、近くにパントリーとして使えるようなスペースは確保できるか、段差のない使いやすい動線にできるか等、想像力を働かせ、快適な暮らしがキープできるかをイメージしてみましょう。

好きなモノに囲まれた家

生活のシミュレーションができたら、さらにお部屋の見た目に手を加えてみましょう。例えば、入居前には、リビングなど長時間過ごす部屋の壁に、トーンを落とした壁面材を施し落ち着いた雰囲気を出したり、トイレに明るいクロスを貼り華やかさを演出する等の内装リフォームはいかがでしょう。入居後は窓まわりの光が入るスペースに、きれいな色のカーテンを取り付けたり、観葉植物を設えたり、毎日過ごす空間を好きなモノに囲まれた家に仕上げていきましょう。

玄関

まとめ

高齢者にとって、身体に負担の少ない設備が整い、動きやすい間取りである住まいは重要です。しかし、それだけでは自分自身が第二の人生を楽しめる住まいにはなりません。そのためには、まず今あるモノを必要最小限に抑え、自分たちの望む間取りや内装に仕上げることができる物件を見つけられるとよいでしょう。そこに、第二の人生で手に入れるモノを収納したり飾ったりできるとより快適になります。住まい探しの際には、ぜひ参考にしてみてください。

保有する物件・土地の定期的な資産価値の確認がポイントです。

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