簡易査定のメリット・デメリットと注意点

一般的に不動産を売却する際は、不動産仲介会社への査定依頼からスタートします。査定には、必要最低限の情報を伝えて大まかな価格が提示される「簡易査定」と、実際に不動産物件を見たうえでより現実的な価格が提示される「訪問査定」の2種類があります。いずれの査定も無料ですが、それぞれに特徴があります。今回は、簡易査定についてご紹介しますが、来月公開予定の訪問査定の記事と併せて参照し、上手に使い分けましょう。
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簡易査定のメリット・デメリットと注意点

簡易査定とは

所有する不動産物件の所在地や物件種別、広さなどの必要事項を伝え、机上で査定してもらいます。昨今では各不動産仲介会社の公式サイト内にある査定依頼フォームから依頼できますが、電話やファックスをはじめ、店頭での直接依頼でも対応してもらえます。

無料査定依頼

メリットとデメリット

[メリット] 手軽に依頼でき、数日で査定結果を得られる

規定のフォームに沿って必要な情報を入力・記入するだけで済むという手軽さが、簡易査定の一番のメリットです。複数の不動産仲介会社に依頼しても面談や内見の必要がないため、労力を抑えられます。依頼してから数日と、短期間で査定結果が出る点もメリットといえます。

[デメリット] 概算なので、現実の売却価格は下がる可能性がある

簡易査定による提示価格は、不動産物件の立地エリアや広さ、物件種別などをもとに、似た条件の取り引き事例を参考にした概算の金額です。物件の現況によっては、簡易査定価格と現実の売却価格に大きな差が生じることもあります。提示価格はあくまで参考値と考えましょう。また、専任媒介契約を勝ち取るために、現実的な売却価格より高めに提示する不動産仲介会社もあります。媒介依頼後に売却価格の引き下げを申し出てくることもあるので、他社より高い価格を提示してきた不動産仲介会社には注意が必要です。

依頼時の注意点

情報はできるだけ具体的に伝える

土地や一戸建てなら、接している道路の広さや土地の形状によって査定価格が変わってきますし、マンションなら階数や方位、角住戸なのか中住戸なのかによっても、やはり査定価格が変わります。これらが不透明なままで査定依頼すると、現実の売却価格が査定価格より大幅に下がってしまう要因になりかねません。また、依頼を受けた不動産仲介会社から必要な情報が不足していると判断され、電話やメールで問い合わせを受ける可能性もあります。余計な手間を省き、参考にできる査定価格を出してもらうためにも、所在地は枝番まで、マンションの場合は号室までなど、できるだけ具体的に明記しましょう。

自身の連絡先は入力後に再確認

個人情報保護の意識が高まっている昨今では、WEBサイト経由での依頼時に電話番号を入力せず、メールアドレスだけを入力して依頼する人が多くなっています。この考え方自体は間違っていませんが、メールアドレスの入力ミスで回答を得られないというケースも多発しています。メールアドレスを入力したら、正しいかどうか再確認するように心がけましょう。

要望はメモ欄に明記

査定自体は無料ですが、以降のビジネスにつなげるため、依頼を受けた不動産仲介会社はコンタクトをとってくるものです。むやみに連絡してほしくないという場合は、情報入力フォームのメモ欄などに「仕事があるので電話連絡は○時~○時に限定してほしい」「家族に知られたくないので連絡はメールにして欲しい」といったリクエストを記入しておきましょう。

<不動産一括査定サイトを活用する手も>

簡易査定にしても、訪問査定にしても、基本的には複数社に依頼して比較したいところです。しかし、各不動産仲介会社の公式サイトから個別に依頼するのは結構な負担になります。そこで活用したいのが、不動産一括査定サイトです。
物件情報などを一度入力するだけで、サイト運営会社が提携している複数の不動産仲介会社に自動的に査定依頼されるというもので、大半が、簡易査定と訪問査定を選択できるようになっています。相場観をつかんだり、各社の独自サービスや対応を比較できるのでとても便利ですが、注意点もあります。以下を参考に、賢く活用しましょう。

サイトによって、提携している不動産仲介会社が異なる

一括査定サイトは複数ありますが、それぞれ提携している不動産仲介会社が異なります。目当ての不動産仲介会社がある場合は、利用する一括査定サイトの提携先になっているか確認しましょう。

査定価格にはバラつきがある

敢えて現実より高い査定価格を提示する不動産仲介会社もあれば、確実に売却可能な価格を提示する不動産仲介会社もあります。単に査定価格の高低だけで判断するのではなく、対応の早さや丁寧さ、査定価格の根拠の説明なども、判断基準にしましょう。

情報の整理が必要になる

一括査定サイトを通じて依頼すると、当然、複数社から回答がきます。情報の整理が必要になるので、専用のメールアドレスやフォルダを用意しておくといいでしょう。先に触れたとおり、依頼を受けた不動産仲介会社はコンタクトをとってきますので、むやみに複数の一括査定サイトを使ってしまうと、あとあと大変な思いをします。何社に同時依頼されるのかも、よく確認したうえで活用しましょう。

■提示価格はあくまで参考値で、決定権は売主にある

先に触れたように、簡易査定で提示された価格は概算の金額です。また、売却価格の決定権は、あくまで売主側にあります。提示価格はあくまで参考値として受け止め、より正確な価格を知りたければ改めて訪問査定を依頼しましょう。

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