“一戸建て用宅配ボックス”に対する意識調査

「宅配ボックス」の認知度は79.7％と、約8割が知っている一方、「一戸建て用の宅配ボックス」については45.8％と半数以下でした。「宅配ボックス」はマンションの設備だと認識している人が多い様子がうかがえます。

実際に自宅に宅配ボックスが欲しいかについては、「欲しいと思う」「どちらかというと欲しいと思う」の合計は70.5％でした。約7割の人は少なからず宅配ボックスが自宅にあったらいいなと思っているようです。

自宅に宅配ボックスが欲しいと思う人にその理由を聞いたところ、最も多かったのは「配達時間を気にせず外出できるから」で、2位に「再配達の手間がなくなるから」、3位に「宅配業者が楽になると思うから」が続きました。昨今の報道などを受けて、宅配業者に気を配る人も多いようです。

現在自宅に宅配ボックスが「ある」という人はわずか4.4％でした。また、宅配ボックスがない人の中で現在購入を検討している人も13.2％にとどまりました。宅配ボックスが欲しいという人は7割いましたが、実際に検討しているかというと、まだそこまでは至っていないようです。

自宅に宅配ボックスが「欲しい」「どちらかというと欲しい」という人に、宅配ボックスの設置にいくらかけてもいいと思うか聞いたところ、平均は12,428円でした。金額の分布を見ると、1万円台が最も多く45.1％で、さらに5千円未満、5千円以上1万円未満が多い結果となっています。欲しいと思っていても、費用はあまりかけたくないようです。ちなみに、宅配ボックスを「欲しいと思わない」人に、いくらなら設置してもいいと思うか聞いたところ、金額の平均は6,219円でした。

もしこれから一戸建てを購入するとしたら、初めから宅配ボックス付きの住宅を選びたいと思うか聞いたところ、「選びたいと思う」「どちらかというと選びたいと思う」の合計は68.3％でした。今後、一戸建ての設備においても「宅配ボックス」が住まい選びのポイントになるかもしれません。

■調査概要（クローズド調査）

・調査テーマ……“一戸建て用宅配ボックス”に対する意識調査
・調査方法……インターネットリサーチ
・回答サンプル数……620サンプル
・対象……全国の、一戸建ての持ち家に住む、20～60代の男女620名
・調査期間……2017年6月9日（金）～6月10日（土）

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