ライフスタイルに合わせたインテリアコーディネート

よくインテリアという言葉を耳にしますが、一口にインテリアと言ってもその範囲は非常に広いことをご存知でしょうか。お部屋そのものの建材の形や質、カラー、配置する家具や家電、装飾するカーテンやポスターなど、その組合せまで考慮すると無数のバリエーションがあります。

無数のバリエーションの中から、あなたのライフスタイルに基づいた、快適なお部屋づくりをするためにはどうすればいいのでしょうか。

今回は、個性を大切にしながらライフスタイルとの融合を図る、インテリアコーディネートの手法をご紹介いたします。

ライフスタイルに合わせたインテリアコーディネート

キーワードは「統一感」

インテリアコーディネートイメージ1

インテリアコーディネートの基本は「統一感」です。この「統一感」を出すためには「色」と「素材」が重要なポイントとなります。これらの選択は、大きなテーマを決めてから取りかかると上手くいきます。

「テーマ」というと難しく聞こえるかもしれませんが、「全体的に明るくポップな雰囲気」であるとか「シャープでモダンな雰囲気」、「ナチュラルで和みの雰囲気」など、あくまで直観的・感覚的なもので構いません。

色の統一感

インテリアコーディネートイメージ2

ではまず、「色」から見てみましょう。
お部屋の色を構成するための三大要素。それは「床の色」、「壁紙の色」、そして「カーテンの色」です。たとえば、「全体的に明るくポップな雰囲気」というテーマでコーディネートしたいとします。
もし床の色がダークブラウンなどの重厚な色彩である場合は、床がそのテーマを邪魔してしまいます。このような場合の解決策として、

1.マットや絨毯を使い、邪魔をしている部分の全体に占める面積割合を小さくする
2.テーマ変更をする

ということが挙げられます。

1.の場合、全体の6割程度をカバーできれば、残り4割はアクセントとしての「差し色」と考えることができますが、2.の場合、上の例で言えば、「ダークブラウン」をベースにした配色にテーマを変更することになります。ただし、それが「妥協」となるならおすすめはしません。

壁紙は基本的にホワイト系のものが大半であるため、それを張り替えてまでイメージを変更することは現実的ではありません。しかし、テーマに合った色彩のタペストリーなどをポイントとして壁にかけることは、比較的簡単にできます。

また、壁紙の色を引き立てているものに「幅木」があります。
「幅木」とは、クロスの端、エンド部分に仕切りとして壁に張り付いている部材です。壁紙と一体となり色のコントラストを表現していることが多く、幅木を変更し、壁紙とのコントラストを調整するのは有効です。このとき、壁紙だけではなく、建具(ドアなど)の色とのバランスも確認するようにしましょう。

一方、床や壁紙に比べて融通のきくアイテムがカーテンです。
カーテンの色を決めるときは、最初に設定したテーマに合う色合いを選んでみてください。
最終的に「統一感を調整するには、今あるアイテムや新規に購入予定のアイテムをカメラで撮影したり、カタログ画像をウェブサイトなどで収集したり、画像データを並べて全体の「統一感」を確認するとよいでしょう。

素材の統一感

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次に、「素材」を見てみましょう。
「色」に比べて難易度は高くなりますが、一番のポイントは、「天然素材」と「無機質な素材」の使い分けです。

上手なインテリアコーディネートを見ていると、素材が上手く使い分けられています。一般的な家庭においては、ダイニングテーブルやチェアーなどは木質系のデザインであることが多いかと思います。この木質系の素材をベースにして、ナチュラル系のインテリアとしての「統一感」を出していくのが簡単な方法です。

反対に、メタリック素材や大理石調の素材等は「無機質な素材」です。これらはシャープな雰囲気を演出できますが、既存のアイテムが相反する場合は注意しましょう。無造作にテーマが違うアイテムが混在すると、全体がまとまらなくなってしまいます。

一方で、テーマに外れたアイテムがあるからといって必ずしも「統一感」が出ないとも言い切れません。メタリック素材や大理石調の素材でベースを固めた上で、ワンポイントのアクセントとしてエスニック調のカーテンを使ったり、レトロな掛け時計を設置したりすると、個性やセンスを上手く表現することができます。


自分の居心地の良さを追求するインテリアコーディネートは、多くのお金や時間を費やさなくても、現状の部屋のパーツを少しだけ見直せば実現できます。まずはお部屋の現状を把握し、大きなテーマを考察するところからスタートしてみましょう。それが、あなたのライフスタイルに合わせたお部屋作りの第一歩です。

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