中央市場前駅
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中央市場前駅：中央市場前駅は、神戸市兵庫区中之島に所在する神戸市営地下鉄・海岸線の駅で、1日の平均乗車人員数は約1,700人となっています。当駅は二つの線路の間にホームを島状に設けた島式ホーム1面2線を有する地下駅で、三宮・花時計前方面行きと新長田方面行きの列車が発着しています。中央市場前駅は2001年（平成13年）に神戸市営地下鉄が海岸線の新長田駅から三宮・花時計前駅の開通時に設置した駅で、駅の周辺エリアは江戸時代より前に栄えた兵庫津（ひょうごのつ）で、駅の東側に位置する兵庫港は『平家物語』にも登場する人工島・経が島の跡地と考えられています。駅名は駅のすぐ東側に立地する神戸市中央卸売市場本場に由来します。神戸市中央卸売市場には全国各地の旬の食材が集まります。1階は一般の方も購入可能な食品や商品を販売する専門店街で、2階は新鮮な食材を使った料理を提供する飲食店街になっており、海鮮丼、活魚寿司、生そば・うどん、洋食などが楽しめます。駅から西へ徒歩約9分の場所にある清盛塚は平清盛の供養塔で、弘安9年（1286年）2月の年号が刻まれた高さ約8.5メートルの十三重の石塔が建っています。駅周辺には時宗の開祖・一遍の墓がある真光寺、日本で最初の施餓鬼会（死後に餓鬼道に堕ちた者を供養する法会）が行われたとされる薬仙寺など史跡が復数あり、これらの史跡を結ぶルートは「兵庫津の道」と呼ばれています。（2014/10/11掲載）
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