一人暮らしの部屋探し、「セキュリティ重視」が増

(公社)全国宅地建物取引業協会連合会、(公社)全国宅地建物取引業保証協会は、「一人暮らしに関する意識調査」結果を発表した。調査は1月26~29日、国内の18歳以上の男女2,800名へ実施。今回から「現在一人暮らしをしている」(1,374名)、「今後一人暮らしをしたい/予定がある」(1,426名)の2層を調査対象にした。

部屋探しの際の重視ポイントについては、「セキュリティ」が38.4%(前年対比5.6ポイント増)と伸び、よりセキュリティを重視する意識が高くなった。「耐震性」38.6%(同1.7ポイント増)は微増。一方、大きく低下したのは「駐車場の有無」27.2%(同18.7ポイント減)で、車離れを象徴した。また、三大重視要素は「間取りの広さ」63.7%(同3.9ポイント減)、「日当たり」52.7%(3.4ポイント減)、「築年数」38.6%(同1.7ポイント増)となった。「今後一人暮らし意向あり」層は、「現在一人暮らし」層よりも「耐震性」と「セキュリティ」を重視することが分かった。

環境の重視ポイントについては、「駅が近い」55.5%(13.6ポイント増)が大きく伸び2位に。トップは「コンビニ・スーパーの有無」63.0%(同5.9ポイント減)、「学校・職場に近い」41.5%(同3.5ポイント減)が3位だった。若年層は学校・職場への近さを求めるが、年齢が高くなると「静けさ」「公園などの自然環境」を重視する傾向に。また「今後一人暮らし意向あり」層は「医療機関の有無」を重視していた。

重視する部屋の設備は、過去の調査結果と同じで「バスとトイレが別」61.1%(同7.7ポイント減)、「エアコン付」59.1%(同0.9ポイント減)、「収納スペース」55.3%(同7.4ポイント減)がトップ3。「現在一人暮らし」層は「バスとトイレが別」をより重視し、「今後一人暮らし意向あり」層は「インターネット接続」をより重視する傾向が分かった。


(公社)全国宅地建物取引業協会連合会 (公社)全国宅地建物取引業保証協会

不動産最新トピックス出典元

不動産最新トピックスは株式会社不動産流通研究所「R.E.port」の情報を元に掲載しております。
この不動産最新トピックスに掲載されている文書の著作権は、出典元である株式会社不動産流通研究所に帰属します。
掲載されている文書の全部または一部を無断で複写・複製・転記等することを禁止します。

また、当不動産最新トピックスへの直接リンクは固くお断りいたします。

不動産物件を探す

エリア・沿線・ご希望の条件から物件を探す