湯河原駅
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湯河原駅：湯河原駅は、神奈川県足柄下郡湯河原町宮下に所在するJR東日本・東海道本線の駅で、下りは熱海方面、上りは小田原・横浜方面行きの列車が運行しており、一日に約6,000人が乗員しています。神奈川県では最南端に位置する駅で、特急・踊り子、特急・スーパービュー踊り子が停車します。湯河原駅は熱海鉄道が1924年（大正13年）に熱海線真鶴駅から当駅までの開通に伴って開業した駅で、1987年（昭和62年）に国鉄分割民営化に伴ってJR東日本が管理する駅となりました。当駅は駅名の通り湯河原温泉の最寄り駅となっているため、温泉街に足を運ぶ観光客に広く利用されており、当駅の南に流れる千歳川の谷を遡るような形で湯河原温泉街が続いています。湯河原温泉は日本最古の和歌集・万葉集に「足柄の土肥の河内に出ずる湯の世にもたよらに子ろが言はなくに」と詠まれており、万病に効く温泉であると古くから知られていました。明治時代中ごろになると秘湯めいた環境とその風情をもとめて多くの文人が足を運び、国木田独歩、夏目漱石、島崎藤村、芥川龍之介、谷崎潤一郎などの文豪も湯河原の地を訪れており、国木田独歩の短編小説『湯河原より』『湯河原ゆき』をはじめ、文人達が愛した湯河原の地を舞台にした作品も多く遺されています。（2013/10/4掲載）
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